「シンデレラフィット」の感動をその手に。自社工場を持つ大工集団が提案する、オーダー家具・建具の贅沢な選択
家を建てたり、お店を開いたり、あるいは長年住み慣れた我が家をリフォームしたり。そんな人生の節目において、多くの人が直面する悩みがあります。それは、「空間と家具の微妙なズレ」です。
「ここに棚を置きたいけれど、既製品だとあと5センチ幅が広くて入らない」 「デザインは気に入っているけれど、色がフローリングと微妙に合わない」 「このデッドスペースを有効活用したいけれど、ちょうどいい収納が見つからない」
こうしたストレスを解消し、空間のポテンシャルを最大限に引き出すのが、私たち「株式会社ふくろう」の得意とする「オーダー家具・建具」の世界です。私たちは、札幌市内に自社工場を構え、設計から製作、現場での取り付けまでを一貫して手がけています。
今回は、なぜ私たちが「自社工場でのモノ作り」にこだわり続けるのか、そしてオーダーメイドがもたらす「暮らしの豊かさ」について、職人の視点からじっくりとお話しします。
1. 既製品にはない「ミリ単位」の美学
現代の家具選びは、非常に便利になりました。インターネットで検索すれば、安価でデザイン性の高い家具がすぐに見つかります。しかし、それらはあくまで「平均的な空間」に合わせて作られた規格品です。
私たちの作る家具に「規格」はありません。あるのは、お客様の目の前にある「現場の寸法」だけです。
例えば、キッチンの背面に設置する大容量の収納棚。既製品を並べると、壁との間に数センチの隙間ができたり、天井との間に無駄な空間が生まれたりします。そこは埃が溜まる場所になり、見た目にも「後から置いた感」が拭えません。
自社工場で製作するオーダー家具は、その壁の凸凹や天井の高さに合わせて、ミリ単位で設計します。設置した瞬間に、まるで壁の一部だったかのように馴染む「シンデレラフィット」。この視覚的な心地よさは、一度味わうと既製品には戻れないほどの感動があります。
2. 「自社工場」という名の魔法の工房
株式会社ふくろうが、札幌市内に自社工場を持っていること。これは、お客様にとって大きなメリットとなります。
一般的な工務店やリフォーム会社の場合、家具や建具の製作は外部の専門業者に委託することがほとんどです。その結果、中間マージンが発生して価格が上がったり、打ち合わせの内容が現場の職人に正しく伝わらなかったりといった弊害が生じがちです。
弊社の場合は、打ち合わせを担当したスタッフ自らが工場に立ち、木を切り出し、組み立てます。 「お客様は、この角に小さなお子様がぶつからないよう、少し丸みを持たせてほしいと仰っていたな」 「このお店のコンセプトなら、あえて節(ふし)の多い荒々しい木目を使ったほうが、オーナー様の好みに合うはずだ」
こうした、言葉にはなりにくい「ニュアンス」や「想い」を、ダイレクトに形にできるのが自社工場の強みです。また、製作の途中で「やっぱり棚板を一枚増やしたい」といった急な変更にも、柔軟かつスピーディーに対応することが可能です。
工場は、私たちにとっての「実験場」でもあります。新しい素材の組み合わせを試したり、より使い勝手の良い引き出しの構造を考案したり。日々、モノ作りに没頭できる環境があるからこそ、お客様に質の高い提案ができるのだと自負しています。
3. 「親子ドアをアウトセット引戸へ」——建具で変わる生活動線
家具だけでなく、私たちが力を入れているのが「建具(たてぐ)」、つまりドアや仕切りの製作です。
最近の施工事例で非常に喜ばれたのが、「親子ドアをアウトセット引戸に交換する」という工事でした。 「親子ドア」は見た目に高級感がありますが、開閉の際に大きな軌道を描くため、その周囲に家具を置けなかったり、車椅子や介護の際に不便を感じたりすることがあります。
これを、壁の外側を滑らせる「アウトセット引戸」に変更することで、空間の使い勝手は劇的に変わります。 私たちは単に市販の引戸を取り付けるのではなく、その家の雰囲気に合わせて自社工場で建具を新調します。木の温もりを活かしたデザイン、スムーズな滑りを実現するレール選び。大工としての技術を注ぎ込んだ建具は、家の中の「動線」をスムーズにし、ストレスのない暮らしを実現します。
「ドア一枚変えるだけで、こんなに家が広く感じるなんて!」 そんな驚きの声を聞くたびに、建具が持つ力、そしてそれを自ら作ることの意義を再確認します。
4. 什器(じゅうき)製作が店舗の個性を決定づける
店舗改装においても、自社工場の存在は欠かせません。 ショップや飲食店にとって、カウンターや陳列棚といった「什器」は、単なる道具ではなく「お店の顔」です。
私たちが手がける店舗什器は、オーナー様のこだわりを100%反映させます。 例えば、ラーメン店の重厚なカウンター。お客様が肘をついた時の心地よさ、丼を置いた時の音、そして厨房側からの清掃のしやすさ。それらをすべて考慮し、自社工場で頑丈に、かつ美しく作り上げます。
また、アパレルショップなどのディスプレイ棚では、あえてアイアン(鉄)と木材を組み合わせた「インダストリアル(工業的)」なデザインに挑戦することもあります。木材を知り尽くした大工だからこそ、異素材との組み合わせにおいても、木の反りや収縮を計算に入れた、長く使える什器を作ることができるのです。
「どこにでもあるお店」ではなく「ここにしかないお店」を作りたい。その想いを支えるのが、私たちの自社工場でのモノ作りです。
5. 経年変化を楽しむ、本物の素材選び
オーダー家具のもう一つの魅力は、素材を選べる楽しさにあります。 多くの既製品家具は、合板の表面に木目をプリントしたシートを貼った「化粧板」で作られています。新品の時は綺麗ですが、傷がつくと中の素材が見えてしまい、時間が経つほどに劣化が目立ちます。
一方、私たちが自社工場で主に使用するのは、本物の木材や、厚みのある突板(天然木を薄くスライスしたもの)です。 「カフェ板」のような無垢の素材を使えば、使い込むほどに色が深まり、傷さえも「家族の歴史」や「お店の味わい」として愛着に変わっていきます。
私たちは、納品した時がピークの家具ではなく、10年後、20年後に「ますます素敵になったね」と言ってもらえるようなモノ作りを目指しています。自社工場で一つひとつ丁寧にオイルフィニッシュ(油による仕上げ)を施した家具は、手触りからして既製品とは一線を画します。
6. 「大容量収納」という、暮らしの解決策
「普通の壁が大容量収納に大変身」 これは、私たちがYouTubeなどの動画でも発信している、人気のテーマです。
日本の住宅事情では、どうしても収納不足が悩みの種になりがちです。私たちは、部屋の壁一面を丸ごと収納スペースに変える「壁面収納」のオーダーを多くいただきます。
デスクスペースと本棚を一体化させたり、テレビボードとクローゼットを繋げたり。自社工場でパーツを作り、現場で寸分違わず組み上げる壁面収納は、圧迫感を感じさせないスマートなデザインでありながら、驚くほどの収納力を発揮します。 「部屋が散らからなくなった」「探し物の時間が減った」というお声は、オーダー家具がもたらす「時間のゆとり」の証でもあります。
世界に一つだけの「福」を形にする
株式会社ふくろうの社名には、「モノ作りを通して福を届ける」という願いが込められています。 私たちが自社工場で木を削り、汗を流して家具や建具を作るのは、その先に待っているお客様の笑顔を見たいからです。
「ここに棚があったら便利なのに」 「こんなデザインのドアが欲しいけれど、どこにも売っていない」
そんな小さなお悩みや大きな夢を、ぜひ私たちに聞かせてください。 図面を描く段階からワクワクを共有し、工場での製作過程を経て、あなたの空間にぴったりと収まる瞬間まで、私たちが責任を持って並走します。
オーダー家具は、決して贅沢品ではありません。 毎日を過ごす場所を、より心地よく、より自分らしく整えるための「賢い投資」です。
札幌の街で、木を愛し、モノ作りを心から楽しむ職人集団が、あなたのための「世界に一つ」を作り上げる日を楽しみにしています。
「モノ作りで福を呼び込む」
あなたの理想の空間づくり、株式会社ふくろうの自社工場から始めてみませんか?
今日も工場には、木の香りと機械の音が響いています。 最近は「親子ドアを引戸に」というリクエストが増えていて、改めて「暮らしのバリアフリー」の重要性を感じています。木を扱う仕事は奥が深く、同じ種類の木でも一枚一枚性格が違います。その性格を見極め、一番輝ける場所に配置する。 この楽しさを、少しでも多くの皆さんに共有できれば嬉しいです。
家具一つ、建具一枚の相談でも構いません。工場の扉は、いつでも開いています!